「Maker Faire深圳に行こう」という人へ
Maker Faire深圳2018は10/12(金)〜14(日)
電子機器のメッカで、世界最大の電気街があり、億台単位のiPhoneなどスマホを製造しているスケールのでかい街、深圳。日本から近いし飛行機代も宿代も食事も安いから、思い立ったらふと行ってみてほしいと思うが、その中でも「Maker Faire」にあわせて行くと日本人仲間も多くて面白い。
・Maker Faire深圳公式ページ
2018年のMaker Faire深圳は日程がなかなか決まらず、さらに一旦発表された日程が変わるという、よく言えば「臨機応変」、悪く言えば場当たり的に結局10/12(金)〜14(日)の開催と決定された。
最近は深圳についての情報がブログ、Twitter、Facebookなどに多く書かれているので、情報収集はそれなりにできるが、どういうわけか中国情報は結構な率で「知ったかぶりな嘘」が含まれるので、その辺も含めての「深圳の楽しみ方」をご紹介しよう。
まずは飛行機手配
深圳に行こうとなったら、まずは飛行機の手配だ。特に、LCC(格安航空会社)を利用して安く行きたいなら早め手配しなきゃ意味ない。
航空券を探すのは以下のサイトがわかりやすい。日本から深圳に直接飛んでいる便は少ないので、香港に入るほうが便の選択肢は広くなる。ただし成田〜深圳の深圳航空が今年後半は割と安いので、候補に入れてよいだろう。
空港利用料なども含めた往復総額で、香港エクスプレスなどのLCCなら2.0〜2.5万円、フルサービスの航空会社なら4.0万円くらいから。またLCCはいろいろルールあるので、初めて利用するという人はちゃんと確認しておこう。
なお香港から深圳の目的地までの移動手段については、以下のFacebookグループにさまざまな情報がある。
https://www.facebook.com/groups/hk2sz/
宿泊は場所が大事
深圳のホテルはまあまあ安く、ボロめ個室なら1泊2,500円くらいからある。7,000円も出せば日本のビジネスホテルに近いレベルのところに泊まれる。中国のホテルを予約するにはAgodaかTrip.comだとわかりやすい。Webで予約・支払をすればクレカ使えるが、現地支払では大手以外はクレカ不可なので気をつけよう。
そして今回のMaker Faire深圳が行われる「海上世界文化艺术中心」は深圳でも西のほう、南山区の蛇口港駅近く。電気街の「華強北」からは電車乗り継いで1時間かかるから、自分の動きを計算して宿泊地を決めたほうがいい。「深圳市」って東京都くらいのサイズあって、思ったより広いのだ。
・Maker Faire深圳の会場はここ
なお中国はAirbnbが使えるので、未体験の人は試してもいい。ただし目的地にたどり着くこと、待ち合わせて鍵を受け渡すこととかはそれなりにハードルがある。
中国ならではの準備
中国はインターネットに制限がありGoogle/Facebook/Twitter/LINEなどがそのままではつながらない。いわゆる「グレートファイアウォール」で、これを超えるのを「壁越え」と呼んでいる。またスマホ決済が進んでるから、それも絶対に体験してほしい。
という意味で事前準備が必須なので、以下のことは何がなんでも必ずやっておこう。
- 回線準備
日本の回線でのローミングならインターネットの制限はなくなるので、費用的にそれで構わないのであればそれでいい。もっと費用を抑えたいなら香港SIMを使って中国でローミングする・中国SIMを使って他の方法で壁越えするなどがある。とにかく出発してから慌てても遅いので、事前に準備しておくこと。
- WeChat / WeChat Payの準備
中国ではチャットアプリ「WeChat」は必須で、さらに決済機能「WeChat Pay」が使える状態にしておくことも絶対に絶対に必須。やり方は自分で調べてね。これやってなくて中国行く意味ない、というくらい重要。
割と多くの記事などで「日本人はWeChat Pay使えない」という大嘘書いてあるが、それは当人ができなかっただけ。2018年9月14日現在、使えますから。
- Didiアカウント設定
中国にはUberがあったのだが、その事業をも買い取って成長しているのが同様サービスのDidi。日本のクレカで支払できるので、アプリをダウンロードしアカウントを開設しておこう。
現地での行動予定
Maker Faireは金〜日の昼間に開催され、並行してトークイベントなどもある。また華強北の電気街はおおむね11時〜18時で日曜はプロ向きの店は閉まるので、訪問タイミングをうまく調整しよう。
XiaomiやDJIのお店、ショッピングモールなどは21〜22時くらいまでやってる(曜日などによる)から、効率よく動けるよう予定を立てておこう。
華強北電気街
もし世界最大の電気街「華強北」めぐりが主な目的なら、ここで思った通り行動して目的のお店をみつけるのはかなり大変。まる1日あっても回りきれない。本気で探したいものがあるなら、素直に詳しい人に頼ろう。
食事
朝食は、KFCやマクドナルドでも中国風のおかゆがあるなど、街をちょっと歩くだけでいろんな選択肢がある。特にファストフードはスマホでの注文をぜひとも体験してほしい。WeChat Payのほか、中国番号でのSMS受信が必要。なおSMSをWeChatで受信する「eSender」というサービスが便利。
昼食は麺類など多々選択肢がある。テーブルにQRコードが貼ってあり注文から支払いまでできるレストランを、ぜひ体験してほしい。
夕食は、北京ダックもあれば牛鍋もザリガニも、いろいろある。こればかりは1人では楽しみにくいので、夕食相手は確保しておこう。
まとめ
東京から大阪に行くくらいの費用で行けてしまう深圳。LCCの香港エクスプレスは夜行便もあるので、週末だけ利用してもそれなりに楽しめるから、ぜひ身軽にほいっと行ってしまおう。